2023年6月29日に、開智小学校3年生5クラスがヤマキ株式会社とオンライン授業を行いました。実践の模様をレポートいたします。
開智小学校では、小学校 3 年生の体験テーマを「和食」に設定し、 1 年間かけて探究活動を行っています。その一環として、かつおぶし削り体験を実施されています。
オンライン授業の前に、枯節の香りや堅さ、出来るまでの工程を学びました。
「かつお節とSDGs」では、学級でSDGsをテーマに活動しているところもあり、知っていることと結びつけながら聞いているようでした。切った頭も、煮汁も、だしがらも利用できるということを聞き、無駄にしない取り組みよりも、「鰹ってすごい」と感想を書いている児童もいました。
テキストや削る体験だけでは知りえなかった鰹節のすごさや、鰹節を作るにあたっての取り組みを知れたこと、そし直接ヤマキ社員の方とお話しできたことは子どもたちにとって貴重な機会となりました。
ノートには数ページにわたってメモがびっしりと書かれており、関心をもって真剣に取り組んでいたことが良く伝わってきました。
講座後には、紹介していただいたサイトで鰹節のことをさらに詳しく調べていたり、出汁について調べ始めて「うま味って何だろう?」と和食の持つ特徴について考えを深めていったりする様子も見られました。
【先生の感想】
コロナ禍で外部の方から教えていただく体験がなかなかもてなかった児童にとって、今回の講座はとても特別な時間となっていました。3年生は「食の探究」を活動のテーマとしていますが、教員の知識だけでは出来ない部分、今回は学校だけではできない体験を提供していただき、本当にありがたく思っています。テキスト、動画、スライドがとても分かりやすいものでした。インターネットで調べることは年々ハードルが低くなり、今や1人1台のICT機器の活用が当たり前となっていますが、調べた文字情報だけでなく、実際に見る、聞く、嗅ぐ、触るといったような五感を使った経験がとても重要です。今回の鰹節の学習では出来るまでの工程を観たり、話を聞いたり、鰹節のにおいをかいだり、削ったり、そして食べたりと、五感を使った経験が充実したものでした。
【開智小学校様 公式サイトhttps://sougoubu.kaichigakuen.ed.jp/ 】
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